電車で、降りる直前まで眠り込んでた人が、降車駅に着いた途端に目覚め、それでも寝ぼけてたらしくて隣の見ず知らずの人の腕を軽く叩いて一言二言何か言い、降りていった

話しかけられた人が、ちょうど目の前で一部始終を見ていた私に「今のなに?」と説明を求めるような顔をしましたが、こちらも「いや自分もよく分かんないっす!」という顔をするしかなかった…あんなに寝ぼけてる人、初めて見たよ

やんも、見ず知らずの先輩に寄りかかりながら眠りこけ(その間、先輩は眉間に皺を寄せている)降車駅でむくりと起き上がり、見ず知らずの先輩の腕を軽く叩いて「コニャックを一杯奢りますよ」とかむにゃむにゃ言って降りていくので、思わず先輩も「…いや、三杯だ」と答えて前世の記憶が蘇る
現代転生パロのキャゼヤン…

すぐキャゼヤン変換する

先輩は記憶が戻ってるんだけど、どうもやんは忘れているみたいだと良い。

数日後、やんと同じ電車に乗り合わせた先輩。やんを引き止め、先日の経緯を話すんだけど、寄りかかってきたことや、先輩の腕を叩いたこともすっかり忘れているやんです。

「そんなに眠りこけてたんですか、それは……失礼しました」
「気をつけろよ」
 先輩も過去のことを全部を話すべきか迷っていると良い。
 別れ際に、やんがふにゃっと笑って言うんですよ。
「……あなたの隣だと、不思議と安心して眠くなっちゃうんですかね」
 なんて言うから、先輩はもうお前を離さないモードになってしまい、とりあえず電話番号を交換するといいです。
記憶を取り戻すのはまた後のお話。

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やんの言う「そんなに眠りこけてたんですか」は、先輩に寄りかかりすぎて、膝枕までいきそうなレベルの眠り方です 先輩よう我慢した😇

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